7万5000年前のネアンデルタール人女性の顔の復元に成功 (4/5ページ)
今日生きている私たちのほとんどがネアンデルタール人のDNAを持っていることまで判明し、彼らはもういないけれど、その遺産は現代までずっと残っていると言えます(エマ・ポメロイ博士) 実際に、ホモサピエンスとネアンデルタール人の間には多くの共通点があることが明らかにされている。ネアンデルタール人も火を使いこなして食べ物を調理し、アートを創造していたことが指摘されている。
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ネアンデルタール人女性の頭蓋骨と顔を復元したエマ・ポメロイ博士 / image credit:University of Cambridge/Graeme Barker・ネアンデルタール人には死者を悼む習慣が本当にあったのか?
ネアンデルタール人が死者を埋葬した墓を花で飾ったいう考えは、最近、疑問視されている。洞窟内にあった花粉はミツバチが巣作りのために持ち込んだ可能性がある、という研究結果も報告されているのだ。
それでも、見つかった遺骨からは、古代のヒト科生物が他者に共感する力を持ち、感情的にも進化した現代人に近い生き物だったというイメージが浮かぶ。
障がいをもつ者が死ぬまでずっと仲間から面倒をみてもらっていた痕跡も見つかっていることからもそう思いたくなる。
「150年前に初めてネアンデルタール人の遺骨が見つかってからずっと、彼らは野蛮人のような旧人類だったというような悪い評判しかありませんでした」発掘調査のリーダー、グレイム・バーカー教授は言う。