7万5000年前のネアンデルタール人女性の顔の復元に成功 (1/5ページ)
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21世紀になってから発見された、7万5000年前を生きたネアンデルタール人女性の骨から顔が復元された。
骨の発見場所である現在のイラクにあるシャニダール洞窟は、ネアンデルタール人たちが繰り返し死者を埋葬した場所だと考えられている。
その理由は、死者を悼むかのように花が手向けられた痕跡が残っていたためだ。このことは、ネアンデルタール人に対する私たちの従来の認識を覆すことになるかもしれない。
・ネアンデルタール人の埋葬文化
イラク北部、クルディスタンにあるシャニダール洞窟で、初めてネアンデルタール人の骨が見つかったのは1950年代のことだ。以来、少なくとも10人分の遺骨が見つかった。
それ以上に注目すべきは、洞窟内に死者を埋葬する葬送習慣が彼らにあったらしいことを示す証拠が見つかったことだ。
これは、原始的な野蛮人に近かったというこれまでのネアンデルタール人に対する私たちの認識を覆し、彼らにも私たちと同じように死者を悼む思想があったことを示しているように思える。
例えば、洞窟内のひとつの巨大な岩の後ろに5人がまとめて埋葬されていた。
これは、ここが特別に重要な意味をもつ場所だったため埋葬地として選ばれ、のちのちの世代もその習慣を受け継いでいった可能性を示している。