平安時代のインスタ!?清少納言の『枕草子』は共感する毒舌と炎上しそうな悪口が面白い(前編)【光る君へ】 (3/4ページ)
かき氷に甘葛のシロップをかけて、新しい金属製のお椀に入れたもの。水晶の数珠。藤の花。梅の花に雪が降りかかってる光景。とっても可愛い子どもが、イチゴなんかを食べてる様子。
上品なものといえば…ではじまり、薄紫の下着に合わせた衣や、削った氷にあまづら(高貴な甘味料)入れて新しい金属製のお椀に持ったもの、藤の花、可愛いどもがいちごを食べている様子などと書いています。
思わず「いいね!」をしたくなるような美しい描写ですよね。


清少納言の『枕草子』が現代でも人気があるのは、キラキラ宮廷女子の面だけではなく、今でいえば「炎上しそうな」毒舌ぶりを発揮しているからではないでしょうか。