古代ローマ時代の難破船からこれまでに知られていないタイプのアンフォラ(陶器)が発見される (3/4ページ)
右下のDSF-002は今回見つかったまったく新しいタイプのもの / image credit:Cau-Ontiveros, M.A., Bernal-Casasola, D., Pecci, A. et al / Archaeological and Anthropological Sciences・新たに発見されたアンフォラは植物油を運ぶためのものだった
この新タイプのアンフォラは、ほかのものよりもかなり大きくて重い。植物油を大量に運ぶために使われたと思われる。
すべての分析データから、アルンニウスとアウソニウスは船舶貿易会社を設立して、おもに魚醤をアルマグロ51cに、油をセス・フォンタネラスⅠに、ブドウやその加工品を平底のアンフォラに入れて積み込んだ商船を稼働させていたことがうかがえる。
また考古学者たちは、緩衝材としてブドウの葉が使用されたと指摘している。ダンネージとよばれたその緩衝材でしっかりと積み荷を梱包し、航行中に破損しやすいアンフォラも保護していたのだ。