3500年前の鎧が激しい戦闘に適していたことがギリシャ軍海兵隊の実戦テストで証明される (1/4ページ)
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古代ギリシャではミケーネ文明が栄えていた時代、小アジアのトロイアに遠征軍を送り、激しい戦闘が繰り広げられていた。トロイア戦争である。
1960年にギリシャ南部で、約3500年前の鎧が発見されたが、その鎧が実際に戦闘で使用されたのか、単なる飾りだったのかは長年の謎だった。だが今回、ギリシャの屈強な海兵隊たちの協力によりその真実が明らかとなった。
この鎧は、長時間の激しい戦闘にも耐えうるもので実際にトロイア戦争で使用された可能性が高いという。
・戦士の墓から謎めいた鎧が発掘
1960年5月、南ギリシャのデンドラ村付近に墓泥棒が入ったことがきっかけで、考古学者が目を輝かせるような発見があった。
墓泥棒はほとんど何も盗めなかったが、そのおかげで古い戦士の墓が見つかったのだ。
戦士の墓から武具が見つかるのは珍しくないが、その戦士のものと思われる鎧は少々異様だった。
現在「デンドラの鎧(Dendra Panoply)」と呼ばれるそれは、前後のプレートを合わせた青銅製の胸当て、首を守る首あて、腕を守る2枚の肩甲、腰から下を守る3枚の湾曲した草摺(くさずり)で構成されている。
当時の技術レベルとしては、きわめて精巧な作りをしており、そのすべてに驚くべき職人技が見られ、同様のものはそれから3000年も後になるフランス王ルイ14世の時代になるまで登場しない。
デンドラの鎧は、紀元前1600年頃にギリシアで繁栄したミケーネ文明の遺物だったのだ。