ザクロに含まれるウロリチンAが、アルツハイマー病の記憶力低下を改善してくれるかもしれない (1/4ページ)

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ザクロに含まれるウロリチンAが、アルツハイマー病の記憶力低下を改善してくれるかもしれない
ザクロに含まれるウロリチンAが、アルツハイマー病の記憶力低下を改善してくれるかもしれない

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 コペンハーゲン大学の新たな研究によると、ザクロに含まれる天然成分「ウロリチンA」がアルツハイマー病による記憶力の低下を改善してくれる可能性があるそうだ。

 アルツハイマー病などの神経変性疾患の原因の1つに、脳が古びたミトコンドリアを掃除できなくなることがあげられている。マウスの実験では、ザクロ由来の天然成分が、この掃除を手助けしてくれることが確認されたという。

 今のところマウスの実験で効果が確認されただけで、人間に必要な投与量や副作用などわからないことも多い。それでもその見通しは明るく、現在人間による治験が計画されているところだ。


・ザクロ由来成分、ウロリチンAとは?
 ウロリチンAは、ザクロなどに含まれるポリフェノールの一種「エラグ酸」がヒト腸内の腸内細菌によって代謝されてつくられる天然の物質のひとつだ。

 ウロリチンAは、以前の研究から、長寿遺伝子として知られているサーチュイン遺伝子の量を増やし、活性化させることから、老化を遅らせる効果が期待されていた。

 2023年1月に放送された日本テレビ系列の『カズレーザーと学ぶ。』で、東京工科大学・免疫食品機能学教授の今井伸二郎氏は、特にザクロにはウロリチンAを作るエラグ酸がたくさん含まれていると紹介していた。
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