ギャルの神様・くみっきーから学んだ「自分を好きになる方法」 (4/4ページ)
■「ちゃんと自分を好きになる」ために
わたしはこの本そのものが、そっと寄り添ってくれる、自分のお守りになるような本だと思った。
世間一般で求められる、“自分を好きになること”や“自己肯定感をあげること”を強要したり、「これを読んで変わろう!」と外側から第三者の言葉で人を変えていったりするようなものではない。自分が、この本を読んでヒントを得ることで、改めて自分に向き合うきっかけをくれ、少しずつ、“じゃあ、どうしよう?”と自分で考えるように寄り添い、導いてくれる本なのだ。
本の最後には「わたしプランノート」というものが設けられており、実際に書き込むことができるのだが、そこには「最近、幸せだなあと感じたのはどんな時ですか?」「子どものときからいままで、ほめられて嬉しかったことはなんですか?」など、自分を紐解いていくような質問が並んでいる。
実際に書き込んでみると、“そういえばそうだったな”と、忘れがちな本当の自分の一面を知ることができたし、くみっきーさんと同じように向き合うことを避けてきたはずなのに、なんだか自分に向き合う「わたしプランノート」を書く、その時間そのものがとても愛おしかった。
■ゆっくり、少しずつ、時間をかけて、自分と向き合う
現代社会を忙しなく生きる私たちは、すでに頑張っているし、偉い。だからこそ、これからも、無理せず、幸せに生きていくために、時間と心に「余白」を作るきっかけが必要なのだと、改めて感じさせられた。
当時高校生だった私がくみっきーさんのカレンダーのお渡し会に参加した時、憧れだった彼女は眩しいくらいに強く輝いていて、口から心臓が飛び出そうになるくらいドキドキした。けれど、今回この本の中で感じた彼女は、まるで柔らかい光のように、そっと寄り添うような安心感をくれた。
これから先、何かに悩み、立ち止まり、自分が分からなくなることもあるだろう。そんな時は、改めてこの本を、自分で書き込んだ「わたしプランノート」を読み返したいと思う。
「本当の自分は何がしたいか」をいつでも思い出すことができるような、人生に栞を挟むことができる、そんな本だと思った。
(瑞姫)