古代マヤで生贄となった犠牲者のDNA分析、全員が男の子でその多くが近親者であることが判明 (1/5ページ)
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メキシコ、ユカタン半島で栄えた古代マヤ文明の都市チチェン・イツァでは、セノーテ(天然の井戸)や、寺院、洞窟などから何百という人骨が発掘されており、人身御供が習慣的に行われていたことがわかる。
犠牲になったのは豊穣を象徴する女性、あるいは少女が多かったという考えが長らく定着していたが、『Nature』誌に掲載された最新の研究によると、どうやらそれは誤解だったらしいことがことが判明した。
生贄の犠牲者と思われる64人分の遺骨をDNA分析したところ、骨はすべて3歳から6歳の男の子のもので、多くは近親者だったということがわかったのだ。
・古代マヤの生贄で犠牲になったのは誰だったのか?
人間を神への生贄(いけにえ)とする人身御供は世界各地で古くからおこなわれていた。それは古代マヤ文明でも例外ではなく、豊穣や成功を祈願するための重要な行事とされていた。そしてその多くは若い女性や少女だと考えられていた。
実際にアクトゥン・チュニチル・ムクナル洞窟内部では少女の遺骨が発見されている。
果たしてそれは本当なのか?
ドイツ、マックスプランク進化人類学研究所の考古遺伝学者ロドリゴ・バルケラ氏率いる研究チームは、新たな技術を用い、かつて発見された遺骨を調べてみることにした。すると驚きの事実が明らかになった。