2000年前の古代ローマ軍兵士のスパイク付きサンダルがドイツで発見される (1/4ページ)
[画像を見る]
ドイツ、バイエルン州オーバーシュティムにある古代ローマの軍事要塞遺跡の近くで、約2000年前のローマ兵士が着用していた特殊なサンダルの一部が発見された。
現代のスパイクシューズのように鋲(びょう)が打ち込まれた靴底しか残っていなかったが、X線で分析したところ、これはローマ兵が着用していたカリガという軍靴であることが判明した。
この珍しい発見は、有名なローマ軍が使用した軍事装備を垣間見る機会となる。こうした頑丈なスパイクサンダルは、荒れ地を進軍する兵士たちの牽引力となったと思われる。
・2000年前のローマ軍兵士のスパイク付きサンダル
このサンダルは古代ローマの要塞近くの民間集落の井戸から回収された。ドイツ、バイエルン州記念物保存局(BLfD)によると、この集落には西暦60~130年頃に人が住んでいたという。
ローマ軍の兵士が履いていた特殊なサンダル「カリガ(caliga )」は、ヤギ、ヒツジ、牛の皮を何層にも重ねた分厚い靴底に鉄や銅の鋲(びょう)が打ち込まれている。
軍の行進中に履かれ、鋲が滑り止めの役目を果たしていた。また、スコットランドのトリモンティウム博物館によると、カリガは水ぶくれや塹壕足(凍傷のような足の障害)などの症状を防ぐのに役立ったという。