【森川葵インタビュー】20代最後にやりたい“諦めがつかない”こととは? エッセイ集に詰め込んだ思い (2/5ページ)
自分が好きなようにブログを書いていた時は、ただ思ったことを書いていたし、人に伝わらなくてもいいやと思って書いていたんですけど、『じんせいに諦めがつかない』は人に伝えたい、人に知ってもらいたい、本当に心の中で思っていることを書いていて、その時に自分ってこんなことを考えていたんだなって気づけました」
とはいえ、ドラマやバラエティ出演など、多忙な中での毎月のエッセイ執筆は、きっと“大変だった”の一言では言い表せないようなものだっただろう。「毎月となると自分で何が言いたいんだろう? 何を書きたいんだろう? と思うことが増えていきました。絞り出すのが大変でした」と振り返る森川さんだが、一体どうやってその課題を度々乗り越えていたのか。
「思いつかなくなった時は、もう“無理なものは無理!”と書かないようにしていたのですが、何か作品を観たり、人と話したりするのはした方が良いなと思いました。自分の中になかったものがインプットされるし、その中に何か題材が落ちていたりしました」
悩んでも答えが出ない時は出ない。自分の中に新しい視点を取り入れることは、悩みを解決する鍵になる。2年半以上にわたった連載で、徐々にできあがっていったという文章の書き方や向き合い方。森川さんにとっては文章を書く上での気づきだったが、これはきっと現代を生き、度々なかなか答えが出ないことについて悩みがちな私たちについても言えることのように思う。
さらに森川さんは、その中で徐々に変わっていったという自身の変化についても教えてくれた。
「人と会うことが昔より好きになりました。話すと気づかなかったことに気づかせてもらえるというか、自分一人で悩むと考え込んじゃうけど、誰かと話すと大した悩みじゃなかったなって思えたり。昔は自分のことに精一杯で、完全に一人でいる方が好きだったんですけど、今は人の意見を受け止められる幅も広げられたのかもしれませんね」
■「自由にふわふわと頑張りすぎずに生きていきたい」
エッセイにはさまざまな分野にわたって26個、森川さんの“じんせいに諦めがつかない”エピソードが載っている。