生命の兆候か?金星の雲の中に2種類の気体が発見される (3/4ページ)
あるいは生命かもしれません(クレメンツ博士)
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photo by iStock・さらに金星でアンモニアも検出される
もう1つの研究では、カーディフ大学の天文学者ジェーン・グリーブズ教授が、グリーンバンク望遠鏡による予備的な観測で、アンモニアを検出したと発表している。
アンモニアもまた微生物の生命活動によって作られる化合物で、バイオシグネチャーのひとつとされている。
地球では生命活動だけでなく、工業的に作られることもある。
だが金星のアンモニアが生命によって作られたのでないとすれば、それがどのような自然現象で作られたのか直ちに答えることはできない。
それゆえに、金星でのアンモニアの発見は、生命の存在を強く期待させる。
だが、それでもなお金星に生命がいることが確実になったわけではない。それどころか、確かなことはまだ何もわからないのが現状だ。
これらの2つが確認されたとしても、魔法の微生物がいて、現在そこに住んでいるという証拠にはなりません
まだどんな真実もありません(グリーブズ教授)
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photo by iStock・2種の気体の発見で今後も金星に注目
ケンブリッジ大学の天体物理学者ニク・マドゥスーダン教授は、バイオシグネチャーとするためには、検出された分子が生命に密接に結びついたもので、なおかつその存在を示すサインが確実なものであることが必要だと、第三者の立場から説明する。
金星については、どちらもはっきりしません。