死と再生の象徴「ウロボロス」自分の尾を食べるヘビの起源と世界各地に伝わる神話 (5/7ページ)

カラパイア



 ドイツの版画家ルーカス・ジェニスは、1625年の自身の作品「De LapidePhilosophico」の中にウロボロスの象徴的なイメージを織り込み、自分の尾を飲み込む翼をもつ神話上のトカゲ、ワイバーンを描いた。

 この作品には錬金術の哲学的基盤を伝える15の寓意画が含まれている。

 最初の5つの版画は、例えば野生のオオカミと飼いならされた犬の喧嘩など、あらゆる人間の内面にあるとされる2つの競合する衝動のさまざまなバージョンを表している。

 この概念に続いて、こうした衝動の昇華を表すウロボロスの描写が出てくる。

[画像を見る]

ルーカス・ジュニス「De Lapide Philosophico」に出てくるワイバーン型のウロボロス / image credit:public domain/wikimedia・人間と神のバランスを示したウロボロス
 西暦2世紀からギリシャ・ローマのグノーシス派は、神と地上の人間の間の緊張を表すためにウロボロスを使った。

 ヘビが自分の尾に食いついているイメージは、これら2つの側面がいかにバランスをとり、統一されるかを表している。

 グノーシス派は、人間ひとりひとりは「神の閃光」として表現される神のほんの一部分を自分の中に持っていると信じていた。
「死と再生の象徴「ウロボロス」自分の尾を食べるヘビの起源と世界各地に伝わる神話」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る