死と再生の象徴「ウロボロス」自分の尾を食べるヘビの起源と世界各地に伝わる神話 (6/7ページ)

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 この解釈ではヘビを人間と同一視し、ウロボロスの中に調和を見い出す神と人間の相反する力を示している。・ウロボロスと心理学
 ウロボロスは、現代に至るまで心理学との関係が強い。

 ドイツの化学者アウグスト・ケクレは、1865年に自分の尾を食べるヘビの夢を見て、ベンゼンの環状構造を突きとめた。

 精神科医カール・ユングは、絶えず自身を消費して生まれ変わろうとする人間の性格の原型としてウロボロスを概念化した。・ウロボロスのもつ永続性
 また、永続性を表すウロボロスは長寿の象徴でもある。

 この概念は、19世紀のオーストリア大公妃マリア・クリスティーナの墓碑から、サルバドール・ダリの1976年の画集『哲学者の錬金術』のバラバラにされても円形を保っているウロボロスまで、さまざまな視覚芸術に見られる。

 今日、ウロボロスはタトゥーとしても人気があるが、これは人々がこの古代のシンボルに見出すさまざまな意味を暗示しているということだろう。

 ウロボロスは生と死の終わりのないサイクル、生まれ変わりの可能性というある種の希望を感じさせてくれるのかもしれない。
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