古代ローマの女神に仕えた聖職「ウェスタの処女」たちが手に入れた権力とその代償 (3/6ページ)

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ウェスタの処女たちが住んでいた家「アトリウム・ウェスタエ」 / image credit:Carole Raddato / WIKI commons・ウェスタの処女たちの選出方法
 ウェスタの処女たちは、ウェスタの祭壇に捧げられる儀式用の塩ケーキ、モラ・サルサを作ったり、年間を通じて農業の祭りに参加したりした。

 こうした伝統の継続は聖なる火を絶やさないのと同様にローマの揺るぎない幸運を象徴していた。ウェスタは、炉、家庭、家族を司る処女神で、そのご神体は燃え続ける火そのものだと信じられていた。

 ウェスタの処女たちの在任期間は究極の信心深さによって決められ、彼女たちは何人もおかすことのできない処女性を具現化していたといってもいい。

 神聖な女性を選ぶために、候補は6歳~10歳の少女たちの中から選ばれた。

 彼女たちは肉体的にも精神的にも、穢れや不純を示すいかなる欠陥もあってはならないというローマ法にのっとった厳しい条件を満たさなくてはならなかった。

 ローマの元老院と最高神祇官(ポンティフェクス・マクシムス)によって最終選抜され、本人とその両親も名誉ある者であることが保証された。
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