古代ローマの女神に仕えた聖職「ウェスタの処女」たちが手に入れた権力とその代償 (4/6ページ)

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ヴァーツラフ・ホラー (1607–1677)によるウェスタの女性たち/ image credit:public domain/wikimedia・選出者に与えられた義務と特権
 選ばれると、ウェスタの処女たちはカプティオという入信式を行い、生まれ育った家を離れて、家族や男性の後見人との法的なつながりから一切切り離される。

 その代わりに彼女たちにはウェスタの処女としての特権が与えられる。これは、当時男性エリートしか得られなかった地位の安泰と贅沢な暮らしが保証されるものだった。

 定期的な年金収入が保証され、個人の財産を持つ権利が与えられ、法廷で証言することもできた。

 死刑囚を赦免することやマルクス・アントニウスやユリウス・カエサルのような大物政治家の遺志を守ることもできた。

 ウェスタの処女は不可侵で、不浄な大衆が触れてはならない存在だった。彼女たちを守るために護衛がつき、通りを行くときもカーペンタムという馬車に乗って移動した。


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ウェスタの処女たちが暮らした住宅。
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