弁護士を経て、日本企業の経営層に。株式会社LIFULLで初のCLOに就任した女性の「一生学び続けるキャリア」 (5/5ページ)
社内で法務相談に乗る時、文書だけが送られてきて「チェックしてください」と言われることが多いのですが、きちんと話を聞いて前提を理解してからでないと、適切な答えを返すことができないんです。
法律事務所でのアソシエイト時代、パートナー弁護士の先生から依頼される資料作成がうまくいかなかった時に学んだのは、事前のヒアリングが大切だということでした。案件の内容や不安な点、相手がいる場合は先方の意見など、様々な部署と連携しながら要件をまとめ、回答していくので、ミーティングと資料作成の時間が長くなります。
■日々精進。人生を通して、学び続けていく
Q.11 仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?
複雑な内容の法務相談だと、すぐに回答を提供できない時もあるのですが、時々頭の中で点が線になって、その場でうまく回答できる時があるんです。それで案件がうまくいったと報告されると、嬉しいですね。お互いに社内の人間ということもあり、企業内の法務はより親身な立場で相談に乗ることができるので、案件の事情を深く知ることができるのが面白いです。早い段階から相談してもらえるとサポートもしやすいですし、誰かを助けられたという思いを強く感じられるのも嬉しいですね。
Q.12 仕事終わりやお休みの日は何をされていますか?
子育てがまだ落ち着いていないので、ゆっくり勉強したり本を読んだりする時間をとることがなかなか難しいのですが、家事をしながら本を朗読してくれるオーディオブックを聞くことが多いです。
Q.13 マイブームはありますか?
休日に一人になれる時は、家でヴァイオリンを弾いています。オーケストラ時代はトランペットで、弁護士になりたての頃に少しヴァイオリンを習っていたのですが、一人で楽しむ趣味として、最近再開しました。現在はワークライフバランスも比較的安定していますし、管理職なので早朝に仕事を始めるなど調整もできるので、子育てが落ち着けばもっと自分の時間が持てるようになると思っています。
Q.14 今後の展望を教えてください。
CLOとしては、経営陣の一員として法務の立場から会社運営や事業推進をドライブしていけるように尽力していきたいです。LIFULLのCLOとして自分が何をしていくべきなのか、自分にしかできないことは何なのかを追求してチャレンジしていきたいです。今後も情報のキャッチアップを続けながら、前例のない問題にも立ち向かっていきたいですね。