入山料、時間規制…「富士山」はなんで揉めたのか? 本来の”開山”と”閉山”の意味とは? (1/3ページ)
富士山の入山料と時間規制がさまざまな議論を呼んだ今年の夏でした。
ちなみに筆者は登山愛好家ですが、富士山は20代で一度登ったことがあるものの、その後は「もういいかな…」と興味が湧きません。
理由は色々とありますが、個人的に
・登山道が平坦で簡単すぎる
・テント泊ができない
・火山なので、植生が乏しく山としての魅力がそれほどない(すみません!)
登山愛好家は夏山シーズンは、槍ヶ岳や穂高連峰、白馬などの長野~富山にまたがる北アルプス、山梨~静岡の雄大な南アルプス、東北の飯豊連峰など山深く自然の醍醐味が存分に味わえる山を続けて歩く縦走などを好みます。
もちろん、登山愛好家やトレラン愛好家のなかにも富士山も好んで上る方もいらっしゃるでしょう。しかし富士山の特徴としては
「登山客に、登山を一度もしたことが無い人が圧倒的に多い」
ことが、一番問題になっているのではないでしょうか。
また、開山前や閉山後の登山が問題視されたりしていますが、そもそも閉山=法律で登山を禁止した期間ではないのです。なぜなら閉山後も雪山登山でにぎわう山がたくさんあります。
では開山と閉山とは一体どういうことなのでしょう。