2人で生きることをやめた夏。気づけば始まっていた、海のはじまり【海のはじまり#最終話】 (1/3ページ)

マイナビウーマン

2人で生きることをやめた夏。気づけば始まっていた、海のはじまり【海のはじまり#最終話】
2人で生きることをやめた夏。気づけば始まっていた、海のはじまり【海のはじまり#最終話】

※このコラムは『海のはじまり』最終話までのネタバレを含んでいます。

■食べ物に現れるたくさんの愛情

リビングに集う夏(目黒蓮)、水季(古川琴音)、海(泉谷星奈)の3人の姿。父母がそろい、広くてキレイで、笑顔が溢れる全てがそろった家……。本当はこんな家庭を築いているはずだったのに……と切なくなる理想の姿。

しかし現実では、一緒に暮らすはずだった夏と海が、バラバラに……。

そんな状況に落ち込み、食欲を失った夏と海を励ます人々の姿に愛が溢れていました。

ご飯が食べられない海に「お箸持つ元気がない時はおにぎり食べるの。おじいちゃんおばあちゃんねぇ、水季が亡くなった日でもご飯食べたの。海のために生きなきゃいけないから。元気がない時はお行儀が悪いの許す」と、どんな形でもいいから食べて生きるのだと海を気にかける祖母・朱音(大竹しのぶ)。

きっと食欲を無くしているだろうと、夏の好きな食べ物をたくさん作って家まで訪れ、「食べな」の一言で元気づけようとする夏の母・ゆき子(西田尚美)。

ゆき子の作るロールキャベツを一眼見て、「夏の(好きな)ご飯だなー」と夏への差し入れであることをすぐ判断できる父(林泰文)の視点にも、また感じられる愛。

何が好きかを当然のように知っているって、相手に関心や愛情のあることの表れですから。

水季の生前のシーンで、水季のために父・翔平(利重剛)が大量の鳩サブレーを購入していたのもまた、愛でした。

■水季と生きていく、ということ

「ママは夏くんの話たくさんしてくれたから、会ったことがない時から夏くんのこと好きだった。だからママいないけど夏くんとママの話をしたかった」

弥生(有村架純)から得た、この「海が打ち明けた本音」という援護射撃を胸に、夏は海の元を訪れ、もう一度対話の時間を設けます。

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