婚活女子が魅せる「女性の生きづらさ」と「不安」――共感必至の映画『傲慢と善良』を語り尽くすアラサー女子座談会 (5/5ページ)

マイナビウーマン

これ、まさに小野里さんが言ってた自己評価は低いけど、自己愛が強いからこその「傲慢さ」だよね。

まさみ 私は婚活中の自分を思い出した時に、真実と同じ傲慢さを持ってたことに気づいてショックだった。自分の婚活市場での価値なんて意識してなかったけど、正直職業が安定していない人はちょっとないなって思ってた。無意識でも、勝手に人のスペックを自分のものさしで判断してたし、その中で取捨選択してたんだなあって。

ゆい 真実のことを否定したい気持ちもあるのに、じわじわ「実は私も真実と一緒なのでは?」って思えてくるね……。

ありさ しかも、それぞれが共感しちゃうポイントが違うんだよね。地方での話とか、家族との話とか、婚活の話とか、人によって共感する部分と、真実を否定したくなる部分が分かれそう。

――こうして話し合っていると、まさに「共感しすぎて胸が痛い」状態になってきますね。

まさみ どんどん、自分も持っている浅はかな考え方に気づいちゃうよね。婚活より恋活って言った方がハードル低い気がするとか、たしかに真実みたいに、親に言われて婚活する方が、仕方ない感じがして楽だろうなとか。

ありさ 私はどっちかというとラフに考えて行動したいタイプなんだけど、結局のところ真面目だから、恋愛でも長く付き合うほど、ひとり相撲してるような気持ちになって苦しくなる。真実も真面目だから悩んでいるんだろうし、ちゃんとしなきゃいけない気がして、頑張りすぎちゃう気持ちも分かっちゃうからね。

ゆい 自分は真実とは全然違う人間だと思いながら見始めてるのに、悩みの内容が普遍的すぎて誰でも共感できちゃうのが『傲慢と善良』のスゴイところだよね。

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