最澄の天台宗、空海の真言宗…日本の仏教を変えた「密教」はその後どのように展開した? (3/3ページ)
一方で、山門派と寺門派の争いは続き、中世には南北朝時代の政争にも巻き込まれました。さらに、両派の僧兵たちは各地で争いを繰り広げました。
近代になると、天台宗は再編されました。1945年、宗教団体法の廃止をきっかけに、寺門派は「天台寺門宗(てんだいじもんしゅう)」として独立し、現在に至ります。
天台宗の歴史は、宗教の変化や分裂、そして争いを通して日本の歴史と深く結びついています。最澄がもたらした仏教の教えは、時代を超えて今も人々に影響を与え続けています。
参考
『インド中国日本 仏教通史 』平川彰(1977 吉川弘文館) 『日本仏教の礎』末木文美士(2010 講談社学術文庫) 天台寺門宗公式Webサイト日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan