大河「べらぼう」に登場!遊女を”花”に見立てた蔦屋重三郎 初の出版本『一目千本』の独創的アイデア【前編】 (4/6ページ)
※江戸を代表する日本橋や深川の地本問屋の主
さらに、『吉原再見』は評判になったものの、実際に吉原遊廓に足を運ぶ客は増えないままでした。
そこで、蔦重は吉原に客を呼び込むために、遊廓を代表する遊女たちを紹介するガイドブック『一目千本』を企画し出版することにしたのです。
鳥居清長 「雛形若菜の初模様・あふぎや内たき川」public domain
花魁ひとりひとりの個性を「花」に見立てた本『一目千本』は、吉原遊廓の遊女のガイドブックでした。
けれどもただ楼閣の場所や遊女の名前を紹介したのではありません。
花魁ひとりひとりの個性や性格などを「花」に見立て、花の画で紹介する画集のようなものだったのです。
なぜ、「花」に見立てたか、それは当時の生花からヒントを得たものでした。