大河「べらぼう」に登場!遊女を”花”に見立てた蔦屋重三郎 初の出版本『一目千本』の独創的アイデア【前編】 (6/6ページ)
蔦屋重三郎が手がけた『青楼美人合姿鏡 北尾重政』public domain
さらに、蔦重は『一目千本』を、入銀本(にゅうぎんほん)という出版形態で始めたのです。
入銀本とは、現代でいうと、クラウドファンディングや予約販売のようなもので、本を印刷する前にさまざまな人からお金を集めて本の制作費用を確保したうえで作るというシステム。
一般販売はせずに、妓楼や引手茶屋など(ドラマでは床屋などにも)にフリーペーパーのように「見本本」として置いてもらい本の知名度を上げ、受注生産形式にして在庫をかかえるリスクを回避する方法をとったのです。
さらに、蔦重は「花の画」を描く絵師として、のちの浮世絵界に大きな影響を与えることになった江戸時代中期の浮世絵師・北尾重政(きたおしげまさ/橋本淳)を起用しました。
【後編】に続きます。
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