大河「べらぼう」に登場!蔦屋重三郎が手がけた吉原遊女たちの錦絵『雛形若菜』(画:礒田湖龍斎)を解説【後編】 (6/7ページ)

Japaaan

柱絵の作例。鳥居清長画。

細長いレイアウトの絵は、華奢で物静かな晴信風の女性よりも、湖龍斎のように伸びやかでいきいきとした美女のほうがあっていると評判だったそうです。

湖龍斎や鳥居清長などの浮世絵師も手がけたこれらの「壁絵」「柱絵」は、限られた細長い紙の中に見事に構図を収めている……と、外国人にかなり驚かれたそうです。

嵌められ悔し涙を流した蔦重の次の一手は

ドラマでは、蔦重がまんまと嵌められたストーリーとなっています。

企画を立て・資金作りに呉服屋の宴席を盛り上げ・営業をかけ・絵師にお願いし苦労して刷り上げた『雛形若菜』。

お披露目の席で、楼閣主やスポンサーの呉服屋の旦那衆に「これは売れる!」と評価され手応えを感じるも、「お前は版元として売る資格はない」と排除されてしまいます。

すべては、蔦重に嫉妬と警戒心を抱いた老舗の地本問屋・鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)らの罠で、蔦重は利用するだけ利用されてしまったのでした。

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