大河「べらぼう」に登場!蔦屋重三郎が手がけた吉原遊女たちの錦絵『雛形若菜』(画:礒田湖龍斎)を解説【後編】 (7/7ページ)
憤ったものの妓楼の親父たちから「吉原のため」と言われ、悔し涙を流しながらこのビジネスから外れます。
下請けに仕事を丸投げしてさんざん利用し、お金も払わず成果物は自分のものにする……現代でもよくある話で、蔦重の憤りに共感した人も多かったようです。
けれども、「お江戸のエンタメを作り出した名プロデューサー」蔦谷重三郎がこんな罠に絶望して本作りを諦めてしまうわけありません。
ドラマの中では、「錦絵」出版にあたり、平賀源内(安田顕)に、本屋の堂号(版元としての屋号)を付けてもらうように頼み「耕書堂」の名前をもらいます。
実際は「耕書堂」の由来は定かではないそうですが、源内に「書物を通じて世を耕せ」といわれた蔦重。
今後、どんな才能ある浮世絵師と出会って仕事をしていくのか、どのように既得権益の壁をぶちやぶって活躍していくのが楽しみです。
歌川豊重の錦絵「鶴屋内 藤原」右下に蔦屋重三郎の版元印がある。
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