110歳まで描かせてくれ!浮世絵に生きた画狂・葛飾北斎の恐るべき執念を見よ【大河べらぼう】 (2/5ページ)

Japaaan

「70歳以前の作品はロクなモノがない」

勝川春朗(北斎)の処女作とされる「四代目岩井半四郎 かしく」

己(われ)六才より物の形状を写(うつす)の癖ありて
半百(はんぴゃく)の此(ころ)より数々画図を顕す(あらわす)といへども
七十年前(よりまえに)描く所は実(まこと)に取るに足(たる)ものなし
七十三才にして稍(やや)禽獣虫魚(きんじゅう・ちゅうぎょ)の骨格(こっかく、)草木(そうぼく)の出生(しゅっしょう)を悟(ご)し得たり
故に八十六才にしては益ゝ(ますます)進み九十才にて猶(なお)其(その)奥意を極め
一百歳にして正に神妙ならん歟(か)
百有十歳にしては一点一格(一画)にして生るがごとくならん
願くは長寿の君子(くんし)予(よ)が言の妄(もう)ならざるを見たまふべし
画狂老人(がきょうろうじん)卍述(まんじにじゅつす)

※葛飾北斎『富嶽百景』初版跋文/天保5年(1834年)

【意訳】私は6歳の時から、物を描き写すのが好きでした。

50歳ごろから世の中に浮世絵を出すようになったものの、70歳より前に描いた絵は、正直ロクなもんじゃありません。

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