110歳まで描かせてくれ!浮世絵に生きた画狂・葛飾北斎の恐るべき執念を見よ【大河べらぼう】 (5/5ページ)

Japaaan

エピローグ

北斎(画狂老人)自画像。笑っているのか、泣いているのか。見ていると、何とも胸が痛くなる。

しかし北斎の願いは届かず、嘉永2年(1849年)4月18日の暁七ツ(午前4:00ごろ)に、老衰で人生に幕が引かれました。

わずか90歳という若すぎる最期。その無念たるや、察するに余りあります。

あとほんの20年くらい、生かしてくれたっていいじゃないか。そんな北斎の叫びが、どこからともなく聞こえたような……。

もし北斎が110歳まで生きたら、その没年は明治2年(1869年)。生きているような一筆を、ぜひ拝みたかったですね。

とは言っても90歳まで生きた訳ですし(最期まで描いていたかはともかく)、浮世絵の奥義にはたどり着けたのでした。

一人前となった北斎の作品は、令和の現代も私たちを魅了し続けています。

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で登場する葛飾北斎は30代までですが、どんな作品を魅せてくれるのか、楽しみですね!

※参考文献:

飯島虚心ら『葛飾北斎伝』岩波文庫、1999年8月 瀬木慎一『画狂人北斎』河出書房新社、2020年5月 田中英道『老年こそ創造の時代 「人生百年」の新しい指針』勉誠出版、2020年2月

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