気になる唐丸の過去と今後…【大河ドラマべらぼう】2月2日放送回の振り返り&解説 (4/8ページ)
自由に生きる源内先生

劇中で「自由」と言っていた平賀源内。
「自由」という言葉は、明治時代に入ってきたFreedom(フリーダム)やLiberty(リバディ)の訳語として作られたものだから、江戸時代以前にはなかったと考えられがちです。
しかし古典をひもとくと、意外とあちこちに「自由」という言葉が散見されました。
……よろづ自由にして、大方人に従ふといふことなし……
※『徒然草』より
……常住死身になりて居る時は、武道に自由を得……
※『葉隠』より
……自由ざんめへ(三昧)に引替、買立るし……
※『浮世風呂』より
自由とは文字通り、自らに由(よ)ること。勝手気ままの意味に加えて、自立や自律の要素も含まれます。
また面白い用例としては、お手洗いを自由とも言いました。
……自由に立つふりして勝手に入り……
※『傾城色三味線』より
用足しくらいは好き勝手にさせて欲しい、という思いなのか、あるいは他の誰にも代わってもらえないから自由と呼んだのでしょうか。
本作では何かと品のない源内先生だから、こういう意味も込めて自由と言ったような気がしないでもありません。