大河『べらぼう』鳥山検校と五代目瀬川(小芝風花)の悲惨なその後…咲くも散りゆく4本の徒花【後編】 (2/7ページ)
3本目の恋の徒花は、妓楼・松葉屋の遊女うつせみ(小野花梨)と、浪人・小田新之助(井之脇海)の間に咲いた徒花です。
うつせみは「座敷持(ざしきもち)」というランクの遊女です。「座敷持ち」というのは、自身が寝起きする部屋のほかに、客の相手をするための座敷が与えられていた遊女のことで、松の井や花の井(久保田紗友)のように花魁道中は行いません。
うつせみは実在の人物で、安永4年(1775)発行の『吉原細見』に、妓楼松葉屋に「座敷持ち」のランクで名前が記されているそうです。
