大河『べらぼう』鳥山検校と五代目瀬川(小芝風花)の悲惨なその後…咲くも散りゆく4本の徒花【後編】 (4/7ページ)
一刻もそんな地獄から解放したい二人は駆け落ちを決意。当時、遊女の駆け落ちや足抜けは本人も妓楼も重罪なうえ、遊女を一人前にためにお金や時間をかけて育てているので妓楼は必死で探します。
結局捕まってしまったうつせみと新之助は厳しい罰を受けることになりました。松葉屋の庭の木にしばられ水を浴びせかけられるうつせみと、ぼこぼこにされる新之助。そんな二人の駆け落ちの失敗は、蔦重と花の井が決心した逃亡計画に陰を落としたのでした。
勇気を奮ったうつせみと新之助の間に咲いた恋の花も、無惨に手折られた徒花で終わってしまいました。その徒花は、底が見えない泥の中からまっすぐ空に向かって伸び、「救ってください」「救済」の花言葉を持つハスの花のように感じました。
舞を通して愛しい人を想う。