監禁そして脅迫…鳥山検校のモラハラぶりに驚愕!大河『べらぼう』3月30日放送の解説&レビュー (7/8ページ)
木を隠すなら森の中、身一つで逃げ出してきたのではないのだから、もう少し本を持ってきていた方がよかったかも知れませんね。
逐電・出家した森忠右衛門とは?
劇中では頭を丸め、裃姿で登場した森忠衛右門。永年真面目に慎ましく生きてきたにも関わらず、逐電・出家にまで追い込まれる姿が視聴者の胸を打ちました。
この森忠右衛門は実在の人物で、座頭金だけでなく多重債務に苦しんだ挙句に自害を図るも、息子の森震太郎に止められます。
家族そろって逐電した後、菩提寺で出家。医師となって出直しを図りました。
しかし幕医の須磨良川(すま りょうせん)が窃盗騒ぎを起こしたことから、一味と疑われぬよう自ら出頭。その場において検校たちの悪業が暴かれたのです。
かくして多くの人々が救われたものの、森忠右衛門は投獄された後、間もなく世を去ってしまいました。
「永年真面目に勤めても、学問があっても役に立たない」人々はそう噂し、彼の哀れな最期を悼んだのか笑ったのか……。
森震太郎は逐電の罪により追放され、彼らを匿った菩提寺の関係者もそれぞれに罰せられています。
物価はどんどん上がるのに給料は20年間据え置き。相対的に生活はどんどん苦しくなり、最後は悪徳金融に手を出して破綻……何だか他人事には思えませんでしたね。