「大化の改新」は後世の創作!?「乙巳の変」に秘められた謀略をめぐる最新学説を紹介【後編】 (4/4ページ)
まとめれば、大化の改新の政策が実施された確かな史料は存在しておらず、孝徳朝で大きな政治改革が行われたというこれまでの定説は、今では支持されていないのです。
ちなみに、大化の改新が日本の歴史で評価されるようになったのは江戸時代のことでした。1848年(嘉永元年)に紀伊藩士の伊達千広が著した歴史書『大勢三転考』で初めて評価されたのです。
実は、それまでも大化の改新は『日本書紀』編纂時に捏造されたものと考えられていました。
こうして見ていくと、「大化の改新」を一大政治改革として評価するのは比較的最近の出来事であり、もともと史的事実としての信憑性も疑わしいと考えられていたことが分かります。
参考資料:日本歴史楽会『あなたの歴史知識はもう古い! 変わる日本史』宝島社(2014/8/20)
画像:photoAC,Wikipedia
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan