大河『べらぼう』蔦屋重三郎・瀬川・鳥山検校、それぞれの「夢噺」と「苦悩」を回想しつつ考察【後編】 (7/7ページ)

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暗闇の差し込んだ一筋の光明。(ac-illust)

やっと瀬川の本心は聞けたけれど「夢」は叶わぬまま

地位も名誉もお金も手に入れているのに、どうしても手に入らない瀬川の心。

瀬川を大切に想う気持ちは分かってくれていたけれど、抱いてもらえるのは「感謝の気持ち」であって「男として愛してくれる」のではないことがはっきりと分かってしまいます。

検校の持っている小刀を胸にあて、自分の言葉を信じられぬなら「わっちの心の臓を奪っていきなんし」と泣きながら訴える瀬川を呆然と見つめる鳥山検校。

二人が一緒になって、初めて瀬川の本音、本心を聞くことができたものの、瀬川の心から蔦重を追い出し自分だけにしたいという夢は「もはや叶わない」と諦めたようにも見えました。

小刀(photo-ac)

次回、ドラマでは幕府による当道座の厳しい取り締まりを受けて、検校と瀬川は捕まってしまいます。

もしその一件がなければ、やっと本音をぶつけ合えた夫婦として二人の距離は縮まったのではないか、辛い自分の人生に「光」「夢」を与えてくれた相手を忘れられないという瀬川の蔦重に対する想いは、そのまま検校が瀬川に感じている想いなので、折り合って寄り添って暮らせるのではないかなど、いろいろと考えてしまいます。

これから、蔦重・瀬川・鳥山検校の夢や苦悩が、どう変化してくのか見守りたいと思います。

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