大河『べらぼう』二度目の「おさらばえ」…瀬川(小芝風花)と鳥山検校(市原隼人)惚れた相手のため身を引く二人の愛【前編】 (3/7ページ)

Japaaan

当道座の盲人。正装した検校(右)に挨拶する無官の盲人。寛政年間wiki

せっかく、瀬以が今までの取り繕った表情をかなぐり捨て、本気で「蔦重との不義密通などしていない」、けれども「蔦重は自分にとって『光』」であること、「蔦重の存在が吉原に売られたという事実の中でたったひとつの『いいこと』だった」ことを、本音で検校にぶつけたというのに。

そんな検校にとっても、瀬川は初めて会ったときから自分の抱える暗闇に「光」を照らしてくれた存在。瀬川のほとばしるような感情は、自分と同じ想いを抱えているのだと気が付き、感無量になったようでした。

けれどもその夜、鳥山検校も瀬以も捕縛されてしまいます。鳥山検校の取り調べが終わるまで釈放された瀬川は、妓楼・松葉屋の寮に預かりの身になります。そんな瀬川に、蔦重は一冊の本を渡しました。

それは『契情買虎之巻(けいせいかいとらのまき)』でした。

瀬川が検校に身請けされてから3年後、江戸時代後期の安永7年(1778年)の発刊で、江戸時代中期に活躍した戯作者・田螺金魚(たにし きんぎょ)※によって著された洒落本です。

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