大河『べらぼう』二度目の「おさらばえ」…瀬川(小芝風花)と鳥山検校(市原隼人)惚れた相手のため身を引く二人の愛【前編】 (7/7ページ)
本屋ってなぁ随分と人にツキを与えられる商いだと、俺は思うけどね」
「確かに。本が運んでくる幸せにゃ、俺も覚えがあります」と答えた源内。
幼い頃、瀬川と一緒に、遊女の朝顔姉さん(愛希れいか)が教えてくれた読書の楽しみや喜び。
読書によって幸せや喜びを感じ、辛いことを忘れさせてくれ「ああ、今日はツイてた」と感じたことのある自分たちが、いい本を執筆して出版し販売し、いろいろな人々に「夢」を届ける。
まさに、念願かなって寄り添うことができた瀬川と蔦重が二人三脚で行うにはぴったりの仕事です。
けれども、まさにその手で掴みめそうだった「夢」は、儚くも消えていってしまったのでした。
瀬川の「夢」を叶えるために自ら身を引く検校、蔦重の「夢」を叶えるために自ら身を引く瀬川。
「光」を与えてくれた大切な相手の「夢」ために、自分は影となって生きていく、そんな覚悟を決めた運命を、選んでいくのでした。
次回の【後編】に続きます。
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