大河「べらぼう」稀代の天才・平賀源内(安田顕)が「暗闇」に陥り悲劇的な終焉を迎えてしまう“なぜ?”【後編】 (9/10ページ)
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認められない日々に疲弊し孤独感を募らせ光を失った源内は、幽霊屋敷の幽霊に闇に陥されたのか、はたまた暗い部屋の中一人孤独を募らせ自ら闇に入り込んだのか……。
その後、源内は“仕事で関わった大工と飲んだ末に口論となり、自身の刀を抜いて大怪我を負わせて投獄。食事も満足に取れないような不衛生な牢獄で破傷風を発症し、治ることなく享年52歳で亡くなった(諸説あり)”という話が知られています。
さまざまな疑惑や推測が展開されている源内の死ただし、「源内は下戸で意識を失うほど大酒を飲むはずがない」「大工とは仲が良かったので傷害事件を起こすほどの喧嘩になるはずがない」「そもそも源内は刀はすでに売り竹光だった」「精神的に疲弊していたので牢獄にいる自分に耐えられず食事を断り自死した」……などいろいろな説も展開されているのです。
もし、源内が恋人だった亡き瀬川菊之丞と共に暮らし、時折舞の稽古を眺めるような心和む時間を持てていたなら。孤独に苛まれたり悩んだり闇に落ちたりはしなかったのでは……と、つい想像してしまうのでした。
20日(日)の16回「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」。予告では「俺の手柄のぶんどるのやめてくれませんかね」というようなセリフで語気を荒げているのは源内の声のようです。最後、提灯を手に空を見上げて佇んでいるのは蔦重かと。はらはらと小雪が舞っているように見えます。