大河「べらぼう」鬼畜の母、地獄の過去…唐丸、毒母親との壮絶な関係を断ちついに喜多川歌麿が誕生!【前編】 (6/7ページ)
再度長屋を訪れた蔦重は、半裸で倒れている捨吉を発見。
乱暴な客でも、男でも女でも、誰彼構わずに体を売るような「この暮らしがいいってのは、早く死にてえからか?俺ゃお前がいなくなって悔やんだのよ」とまっすぐに想いをぶつけてくる蔦重に、捨吉はぼつぼつと初めて自分の身の上を語り出します。
〜「てめえだけ助かろうって肚だろ!そうはいくかってんだ!」〜その半生はあまりにも酷く、「母親であれば誰でも我が子を愛する」などと常識のように言われる言葉があまりにも寒々しく感じる話でした。
唐丸は、夜鷹の母親が身籠り、堕ろそうとしてもなかなか堕りず、しかたなく生んだ邪魔な赤ん坊でした。「食べていくのもやっとなのに、不要な子」と憎みながら育て、まだ子どもなのに「てめえの食い扶持はてめえでかせげ」と、連れてきた男性客に体を売らせる。
さらに、自分のヒモが浮気をすると腹いせに唐丸を殴る。体を売った唐丸が金を稼ぐと、酒を飲みながらご機嫌になり、「おっぱい飲むかい」と乳を押し付けるというおぞましさです。それでも、機嫌のいい母親に抱かれて唐丸も少し嬉しそうなのが切なく感じました。
そして「絵師・鳥山 石燕(片岡鶴太郎)の弟子になれるかも」という唐丸にとっての「救いの糸」がみえたのに、それを許さず暴力を振います。
