いい人でいなきゃいけない理由なんてない。小芝風花が考える“自分の人生を生きるコツ” (5/6ページ)
他人を思いやる優しさも、感受性の強さも、悪いことではない。ただ、それが“我慢の上”に成り立っているなら、未来の後悔に繋がってしまうかもしれない。同じような経験があるからこそ分かる、変わることの難しさを理解した上での決して上から目線ではない言葉は、スッと心に入ってくる。
「会いたいと思う人に会う。誘われても、うーんってなるんだったら、会わなくてもいい。なんか気を遣っちゃうなとか、ちょっとしんどいなとか、その気持ちを大事にしていいんじゃないかなと思います。無理に好かれようとするよりも、自分が大事にしたいと思える、自分を大事にしてくれる人との時間につかう。なかなか難しいですけど、無理しないと友達でいられない人は、何かされても傷つかない心の距離感で居るのがいい気がします」
誰かに合わせすぎていると、いつのまにか自分を見失ってしまう。でも、自分の人生の舵を握るのは、他の誰でもなく“自分”でいい。人は急に変わることはできないけれど、小芝さんが演じた美紗のように少しずつでも、他の人ではなく自分の気持ちを優先できるようになった時、人生は今よりきっと軽やかになるはずだ。
小芝さんが心情の変化や葛藤、成長を丁寧に演じた美紗の物語は、「自分の人生の主演に戻るための一歩」をそっと押してくれるだろう。
Amazon Originalドラマ『私の夫と結婚して』
“いい人”として生きてきた神戸美紗は、37歳で最愛の夫と親友に裏切られ、不幸な死を迎える。目覚めると、なぜか10年前の27歳に戻っていた。二度目の人生では、自分を陥れた夫・友也と親友・麗奈への復讐を決意する。彼女は最悪の過去を清算するため、夫を親友と結婚させる計画を立てる。
しかし、その復讐計画の途中で、一度目の人生では言葉を交わすこともなかった上司・鈴木亘と親密になっていく。かつて『脇役』として生きてきた美沙は、避けられない運命のシナリオのキャスティングを入れ替え、『主演』としての生き方を模索していく。