なんと「ドリア」は日本生まれだった!原型は高級ホテルの創作料理、名前の由来など誕生秘話を解説 (2/4ページ)
彼はレストランでも決まり切ったコース料理を提供するだけではなく、メニューに「コック長はメニュー以外のいかなる料理でもご用命に応じます」と記していたそうです。
そんなある日、本当にメニュー以外の注文が入ります。体調が良くないという外国人の銀行家が、喉越しのいいものを食べたいとリクエストしてきたのです。
注文を受けたワイル氏が即席で作った料理が、バターライスに海老のクリーム煮を載せて、そこにベシャメルソースとチーズをかけてオーブンで焼いたものでした。
ヨーロッパでは当時、エビのクリーム煮が人気でした。それをピラフの上にかけ、ソースとチーズをトッピングしたのです。これが、まさしく今に通じるドリアの原型となったのです。
この即興の創作料理が評判を呼び、メニューに「シュリンプドリア」が加わりました。
名前の由来は?さて、ここまでで料理としてのドリアの歴史は分かりましたが、では「ドリア」という名前の由来はなんでしょうか。これについては諸説あります。ワイル氏に誰かが確認していればよかったのですが、そういう記録は残っていません。
よって推測になってしまうのですが、ひとつはイタリアの貴族の名家から採ったという説です。
イタリアの港町であるジェノバにはドーリア家という名門の貴族が存在しており、15世紀頃、そこにアンドレア・ドーリア提督という人がいました。この人の名前を参考にしたというものです。
