明治の百円紙幣に描かれた藤原鎌足の肖像画、モデルはまさかのあの首相だった! (2/4ページ)
さっそく藤原鎌足の肖像を描いたのは、1881(明治14)年から日本の紙幣のデザインを作っていたエドワルド・キオソーネ(1833~1898)でした。
もともと明治政府は、文明開化・殖産興業政策を推し進めるため、法制・産業・軍事・教育・芸術などの幅広い分野にわたって、外国から専門家を招いてその指導を受けていました。
さまざまな分野で活躍して日本の発展に協力した彼らはお雇い外国人と呼ばれ、日本の近代化に大きな役割を果たしています。
キオソーネもそうしたお雇い外国人の一人だったのです。
キオソーネの貢献キオソーネはイタリア人で、若くして芸術的才能を謳われた銅版画家でしたが、1875(明治8)年に、現在の大蔵省印刷局にあたる紙幣寮の招きをうけて来日しました。
彼は、近代的な製版法や凹版彫刻、印刷技術などを日本に伝え、紙幣や切手の国産化を成功させます。
彼の指導によって、日本の紙幣製造技術・印刷文化は一気に世界的水準に高まったと言われています。
またキオソーネは宮廷画家としても活躍し、多数の銅版肖像画を製作しました。