京都の花街、知られざる“お茶屋遊び”の世界――舞妓・芸妓と現存する五つの花街【後編】 (3/8ページ)

Japaaan

しかし、女将として一流の客を相手にするには芸事の稽古と社会全般の勉強を、大げさな言い方になるかもしれないが一生続けなければならない

花街で遊ぶということは、そのような女性たちと文化を交流させることだ。舞妓・芸妓は接客のプロなので、お座敷では客を和ませる雰囲気をつくり出し、楽しく遊ばせてくれる。

だから遊ぶ客の方も、逆に舞妓・芸妓を楽しませるくらいの話題や知識を用意しておきたいものだ。それがお茶屋遊びにおいて「粋(すい)」な客と認められる条件であるのだ。

伝統に培われた京都の五花街

現在、京都には「祇園甲部」「宮川町」「先斗町」「上七軒」「祇園東」の5つの花街があり、総称して五花街(ごかがい)と呼ばれている。

「祇園甲部」は、江戸前期の寛永年間(1624~1644年)から、祇園社と呼ばれた現・八坂神社の門前で茶屋街として栄えてきた。その後、明治になり祇園町が2分割され、新しく「祇園甲部」としてスタートをきった。

祇園甲部の街並み(祇園甲部歌舞会)

同花街には、重要伝統的建造物群保存地区の祇園白川地区が含まれ、お茶屋などの伝統建築と石畳みの道が調和する。舞踊は京舞井上流で、春の舞踊公演「都をどり」は、明治の初めに三世井上八千代によって創始された。紋章は、八個のつなぎ団子に「甲」の字である。

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