身分詐称で切腹に!江戸時代の武士が“ニセ息子”で挑んだ最後の賭けと悲惨な末路 (3/5ページ)

Japaaan

新九郎はいずこ(イメージ)

「……新九郎殿が逐電(逃走)!?」

六左衛門の言うには、何と新九郎が養子入りを直前に逃げ出してしまったというのです。

逃げてしまった以上、もう養子に迎えるのは諦めなくてはなりません。

「いやぁ、粕谷殿。この度はまことに申し訳ない……」

「ふざけるな!今まで負担した費用まるごと、耳を揃えて返しやがれ!」

もう金大夫は怒り心頭、今にも六左衛門へ掴みかからん勢いだったことでしょう。

しかし養子の話も生活費の負担も双方合意した上のこと。六左衛門の悪意が立証できない限り、法的に責任を問うことは難しい状況です。

もはや老境に差しかかっていたであろう金大夫。これから六左衛門と訴訟を起こす気力も湧きません。

と言うより、そんな力が残っているなら、何としてでも新しい養子を見つけなければ……。

困り果てた金大夫は、浪人の林十右衛門(はやし じゅうゑもん)に声をかけて、庶子(非嫡出子)にでっち上げたのでした。

窮余の策も、あっさり見抜かれ……。
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