【べらぼう】で言及された芝全交(亀田佳明)の黄表紙『大悲千禄本』とはどんな物語なのか? (2/6ページ)
今は昔し、千手観音がカネに困って千本ある自分の手を貸し出すことにしました。
何で仏様がカネに困っているのか?とか、手を貸してカネになるのか?とか、そういう野暮なツッコミはご遠慮ください。
とりあえず一本一両、合計千両の「手切れ金」で面皮屋千兵衛(つらのかわや せんべゑ)に手を切り取らせます。
かくして千手観音から千本の手を借り受けた千兵衛は、さっそくレンタルサービスを始めました。
第二章「観音様の手も借りたい人々」【千手観音の御手 貸し料】
ちょっと貸し 32文(約1,300円)
1泊2日 銀3匁(約8,800円)
1ヶ月 金2両(約34万円)
1年 金10両(約170万円)※千手観音(シラミ)のおつぶしには使わないでください。
※おにぎり結びや指人形の五人組(いずれも男性の自慰)には使わないでください。
※心中などで指を切り落とした手は、返却せず買取してもらいます。
以上 十七屋講中(千手観音を祀る十七夜と質屋をかけた)