吉原遊廓の内部を徹底解剖!花魁の部屋から”折檻部屋”まで驚きの実態 (4/6ページ)
歌川国貞「吉原遊廓娼家之図」(部分)国立国会図書館所蔵
遣手部屋
段梯子を上がると、遣手部屋(やりてべや)というものがありました。女郎屋には必ず1人、遣手という監視役の中年女性がおり、客や女郎の行動に常に目を光らせていました。
遣手には元女郎が多く、いちいち口うるさいのでたいてい女郎たちから嫌われて「遣手婆」などと呼ばれていました。
十返舎一九作,画 喜多川歌麿「青樓繪抄年中行事 初会の図」国立国会図書館蔵
この奥にはいよいよ吉原らしい場所が現れます。表座敷と呼ばれた芸者や幇間を伴っていわゆるどんちゃん騒ぎをする大部屋、引付座敷という、初会の客が女郎と顔合わせする座敷などが並んでいました。
女郎の部屋下級女郎は1階の奥の部屋に雑魚寝でしたが、部屋持ち、座敷持ち、呼び出しなどの上級女郎は2階に自分の部屋を持っていました。