【べらぼう】蔦重が世に送り出した東洲斎写楽のライバル・歌川豊国とは?気になる勝負の結果は… (3/4ページ)

Japaaan

東洲斎写楽「二代小佐川常世」

……顔のすまひのくせをよく書いたれど、その艶色を破るにいたりて役者にいまれける……

※筆者不詳『江戸風俗惣まくり』より

【意訳】写楽は顔立ちの特徴をよくとらえていた。しかしそのために見栄えがせず、役者たちから忌み嫌われてしまった。

東洲斎写楽「二代坂東三津五郎の奴くが平」

……これは歌舞妓役者の似顔をうつせしが、あまり真を画かんとてあらぬさまにかきなさせし故、長く世に行はれず一両年に而止ム……

※大田南畝『浮世絵類考』より

【意訳】写楽は歌舞伎役者の似顔絵が巧みであったが、あまりにもリアル過ぎて役者のイメージを損ない、デビューから翌年には引退してしまった。

……お客にしてみれば、贔屓の役者をカッコよく描いてくれなければ、買いたくないのは当然です。

写楽の役者絵は強烈なインパクトを与えつつも人気が出ず、デビューから約10ヶ月(※)で姿を消してしまいました。

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