『べらぼう』蔦重の実両親は?須原屋市兵衛その後、歌麿の胸中…10月26日放送内容の深堀り解説 (4/8ページ)
🄫NHK
『源氏物語』の名文や和歌を、美しい書体で読みたい……そんな女性たちのニーズを引き出したいと考えたおていさんは、蔦重と一緒に書家の加藤千蔭(中山秀征)にお願いします。
そこで寛政4年(1792年)に出版された『ゆきかひぶり』。黒地に白抜き文字という斬新な趣向が、洗練された書体の妙味をいっそう引き出し、読者たちを魅了したことでしょう。
幼いころから学問や書物に親しみながら、女性であることを理由に受け入れられなかった彼女らしいアイディアでした。
ちなみに加藤千蔭は他にも蔦重や尾張の永楽屋東四郎(えいらくや とうしろう)と『万葉集略解』を出版したり、曲亭馬琴(滝沢瑣吉)の師となったりなど、深く関係を持ちました。
他にも千蔭の書を陶器に焼いた千蔭焼きや、織物に織った千蔭緞子(~どんす)など、芸術的な筆跡が様々に表現されたと言います。
劇中ではこれっきりの登場なのか、それとも今後も活躍して存在感を発揮していくのか、注目していきましょう。
綺麗な抜け殻だけ残ればいい……歌麿の胸中
セミは7日で死ぬけれど、その抜け殻はけっこう残る(イメージ)
あくまで絵師と本屋の関係と言いながら、どうしても蔦重に惹かれてしまうことで、やり切れない歌麿。