古代の天皇陵、実はほとんどが別人の墓!それでも宮内庁が陵墓と言い続けるのはなぜ?【前編】 (3/5ページ)
天皇の真陵として確実な野口王墓・天武持統合葬陵(撮影:高野晃彰)
では、宮内庁は何を根拠として治定しているのかというと、その多くは幕末期・明治初期に認定されたものを、そのまま継承しているに過ぎない。このため、学者や研究者の間で解釈に差異があるものの、本物の被葬者が確実とされる陵墓は、わずか5基ほどにしかならず、約9割は全く別人の古墳である可能性が高いとされる。
ここからは、10代崇神天皇から32代崇峻天皇までを古墳時代、33代推古天皇から42代文武天皇までを飛鳥時代と区分し、各陵墓の信憑性について考察していきたい。
誰一人本物の墳墓でない!信憑性ゼロ%の古墳時代古墳時代の天皇は、10代崇神・11代垂仁・12代景行・13代成務・14代仲哀・15代応神・16代仁徳・17代履中・18代反正・19代允恭・20代安康・21代雄略・22代清寧・23代顕宗・24代仁賢・25代武烈・26代継体・27代安閑・28代宣化・29代欽明・30代敏達・31代用命・32代崇峻と23人が存在する。