古代の天皇陵、実はほとんどが別人の墓!それでも宮内庁が頑なに学術調査を拒む理由【後編】 (5/5ページ)

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また、現在の陵墓治定についても大きな誤りはないとする見解に立ち、その根拠として、江戸期から明治期にかけて当時の最高水準の学者たちが調査にあたった結果であることを挙げている。

さらに、今城塚古墳や牽牛子塚古墳のように、現代の考古学的見地から天皇の真陵である可能性がほぼ確実とされる古墳に対しても、墓誌などの直接的な証拠が出ない限り断定はできず、治定の変更などは考えられないと主張する。

宮内庁により継体天皇の真陵を否定される今城塚古墳(Wikipedia)

そのため、今後においても陵墓・陵墓参考地に対する積極的な学術調査が許可される可能性はほとんどないと結論づけている。

しかし現実には、宮内庁が治定する陵墓の多くで、被葬者である天皇と古墳の築造年代が著しくずれているという事実は否定できない。それでも、まったく別人の古墳を陵墓として祀り続けることは、むしろ天皇に対して失礼極まりないのではないだろうか。

※参考文献:矢澤高太郎著『天皇陵の謎』文春新書

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