【べらぼう】ダサい?江戸時代の人はアノ髪型(月代)をどう思っていた?その語源と歴史 (2/5ページ)
又の名を野郎頭(やろうあたま。男性特有の髪型だから)とか半髪頭(はんぱつあたま。髪の半分を残す髪型だから)などとも言いました。
髷をほどいたいわゆる「落ち武者スタイル」は童髪(わらわがみ)と呼ばれ、これが大童(おおわらわ。髪を振り乱し、なりふり構わない様子)の語源となっています。
ちなみに月代(つきしろ)と書いて「さかやき」と読ませる理由は諸説あるそうです。
月代とは夜明け前の白んだ空、転じて頭髪を剃り上げて色が薄い部分を指し、さかやきは頭に逆上する気を抜くサカイキに由来すると言います。
……『さかいき』と云ふは、気さかさまにのぼせるゆえ、さかさまにのぼするいきをぬく為に髪をそりたる故『さかいき』といふなり……
※伊勢貞丈『貞丈雑記』
それで月代と書いて「さかやき」と読むようになったのですね。
戦場で兜をかぶっていると、頭髪で頭が蒸れたり意識が朦朧としたりします。それを防ぐ目的で、武士たちは月代を剃ったのでした。
月代の歴史…… 戦の時、常にかぶとをかぶり気のぼせて煩う事あるによりて、頭の上を丸く中ぞりをしけるなり……
※伊勢貞丈『貞丈雑記』