戦国時代、忍者が本当に使っていた「忍び六具」とは?派手さゼロなのに恐ろしく実戦的なリアル装備 (3/5ページ)
かなりの熟練を要する技術ですが、三尺手拭のお陰で窮地を脱した忍者も少なくなかったことでしょう。
石筆(いしふで/せきひつ)とはこれはチョークのようなイメージ。仲間に情報を伝えた後、すぐに消せるメリットがありました。
例えば縁の下を進む時、先の者が後の者を誘導するため、柱に印をつけるなどが考えられるでしょう。最後の者がそれを消せば、侵入の形跡が残りません。
またすぐ上に敵がいるなど、声を出せない、音を立てられない場面でも意思疎通が可能です。
石筆がない場合は矢立(やたて)を用意しました。これは小筆と墨壺がセットに入ったケースで、一般に使われているものと同じです。
鉤縄(かぎなわ)とは
麻縄の先端に幅五寸から一尺(約15.2〜30.3センチ)の鉤をつけたもので、こちらは創作でもおなじみでしょう。
使いみちは塀や木に登ったり、敵の武器を絡めとったり、あるいは直接敵にぶつける武器にもなりました。
忍び六具の中で唯一の金属製品ですが、やはり体重を預ける都合上、強度は確保しなければならなかったのでしょうね。
忍薬(しのびぐすり)とはカッコよく言っていますが、まとめると常備薬・毒薬・携帯食糧の総称です。
常備薬は自分や仲間に使う胃腸薬・止血剤・解毒剤、毒薬は敵に使うトリカブトやハンミョウ等、そして携帯食糧はいわゆる兵糧丸でした。
持病があればその薬も追加したことでしょう。