「べらぼう」“覚醒の上様”を巻き込む蔦重最大の大戯け!そしてオタク全開の定信との別れを考察【前編】 (4/8ページ)
“どんなときでも面白いことを考える” “大変なときこそ全力でふざけ倒す”、そんな蔦重のDNAを、みの吉がそのまま受け継いでいるじゃありませんか!みの吉、ありがとう、早く元気になりますように。
能好きの傀儡師が能役者によって闇に葬られる
毒饅頭事件で治済らに嫌味をいわれ辱められる定信。額をペシペシと扇子で打ちすえ侮辱される場面は、吉良上野介と浅野内匠頭のようでした。(井上裕貴さん、浅野内匠頭も絶対にハマリ役だと)
「もはやこれまで、殿中で治済を斬る!」と息巻く定信。四十七士が討ち入りした12月14日の前週にこのシーンを差し込むとは……。
怒り心頭に達している定信のところに現れたのが蔦重でした。「本屋の相手をする暇はないのだが」と怒りをぶつける定信。
「まぁそうおっしゃらずに。なにせ暇なもんで。どなた様かのおかげで店を休むことになりまして」と、うっすら笑みを浮かべたまま、ものすごい嫌味をぶつけます。蔦重らしいですね。
以前、地本問屋・西村屋(西村まさ彦)に、にこやかに「汚ねぇやり方もありだって教えてくれたのは、西村屋さんなんで」……と、言い返した時のことを思い出しました。